[ ハムの井戸 ] |
我がPCに巣くっているソフトで、多分、一番古いヤツはチューチューマウス(by
Ike)ですね、きっと。なんせ、Win3.1のころからチョロチョロしてましたからね。こいつの可愛いところは、一応シェアウェアなんですけど、最初に登録し、有料で取得した暗唱コードがいつまでも使える、という点なんです。井戸を掘った人を忘れない、これをそのまんま実践したソフトなんですね。シェアウェアはかくありたいものです。ありがとうIkeさん。でも、長命。
ani−logoがダンスをしたりもして、大変可愛いのですが、どうも最近はウチのハムを想い出してしまいます。2年半余は生きながらえているのですが、あとひと月?
いち日? それとも数時間? Dans un mois? Dan un jour? Ou, dans quelques heures?
です。今日も右目が目やにのために、開きませんでした。娘がウェットティッシュで丁寧に拭き取ってあげていたら、見えるようになったようですけどね。結局は、この小柄な生き物には、限界がありそうです。
人体は60兆個の細胞でできているようです。ハム体は、人体に対して、百分の一のサイズとすれば、100×100×100分の一の細胞でしかありません。ポリプ一つをとっても、腸などの断面阻害で100×100倍の悪影響があるはずです。約2年の平均寿命もむべなるかな、という面があります。しかし天は見捨てませんでした。ヒトに較べ、1万倍を上回る繁殖率を、この動物に与えたのでした。だから、往古のシリアの砂漠から、現代の日本までいるのでしょう。均衡。
ヒトのポリプみたいなものは、腸の直径と較べて、適度な均衡感を持ったサイズなんでしょうね。それに比し、ハムの場合、一細胞が悪性腫瘍化しただけで、腸閉塞を起こすのでしょう。ゾウやマッコウクジラは、その点からはリダンダンシー(冗長度)がやたらあるような気がします。長寿、これは、哺乳類に限っても、細胞数の多寡によって、あらかじめ決まっていたんでしょうか。ここ最近、ハムがトミに心配で、ハラハラしています。これに較べりゃハムのBSE論なんか・・・
2002/08/25(Sun)
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