☆★☆- ホンの幕間 -☆★☆

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[ ○○・ショック ]
ドルが不気味に低落を続けている。そう、約30年前、ドルの買い支えに疲労困憊した米政府が、「金・ドル兌換停止」を発表した直前に似ているような、似ていないような・・・。あの時は「ニクソン・ショック」と呼ばれた。さすが合衆国大統領である。世界にショックを与えることができるのだ。ビールのCM界の水準ではない。

では、もし、今、再び、世界の為替ディーラーたちが、藪をつつき過ぎてヘビを出してしまったら、・・・、間違いなく「ブッシュ・ショック」と呼ばれるはずである。ここに、新用語特許を宣言しておきたい。もちろん、ただのダジャレではない。馬鹿にされないためにも、ある程度、ブッシュ声明の内容についても予告しておきたい。

@アメリカ合衆国は、多国籍通貨国家に移行することを宣言する。即ち、国境における通貨管理権は、これを放棄する。

Aあらゆる国家の通貨は、特に迫害を受けるまで脆弱な、紙屑ナミの通貨ほど、米国においては、温かく受け入れられるであろう。

B米国は、今後、一切の通貨を発行しない。北朝鮮等、熱意を有する一群の国家/団体が、ドルの発券努力を継続することを期待する。

以上、神と建国の父たちの名において・・・G.W.B.Jr.
2002/05/31(Fri) 晴れ


[ このごろでは、そんなものか・・・ ]
若い人に10日ほど海外出張してもらう話を持ちかけるとする。すると、このごろの若いシトは、根堀り葉堀り聞いた揚げ句、「一日考えさせてください」とくるようだ。こう言うと、すぐ、年齢(トシ)だから、と言われてしまうのだが、昔は違った。

 老「キミ、10日ほど海外出張の話があるんだけど・・・」

 若「ハイ、わかりました。いってきます」

 老「ところで、行く先だけど・・・」

 若「アッ、そうですね」

と、まあ、こんな風に話は単純・明快に展開したわけで、年寄りの苦労も、現在ほどではなかったような気がする。世の中も豊かになったのだから、このごろでは、そんなものかも・・・
2002/05/30(Thr) 晴れ


[ 月世界移住計画 ]
ということで、大挙して月世界に移住してみました。「君は土星の衛星群の間にサルタンのように坐し・・・」も良いのですが、多少、飽きが来ていました。何だか、今度は、月の上が過密社会化してしまったような気もしますが、しばらくはこのままで暮らしてみましょね。

ヤンバルセンだけは頑張ってます。
2002/05/26(Sun) 晴れ


[ 「埋め草」の記 ]
ある情報誌に、昨年の秋から「編集メモ」なるものを書かされています。編集がほぼ終わったあとのわずかな埋め草なので、号によって与えられる字数も違います。このごろマクアイをサボッている言い訳がわりに・・・・

01年10月号
◆先般、第7回日仏河川・湖沼の水管理セミナーが開かれ、フランスの流域・水管理事情を身近に聞く機会がありました。流域とその水の管理のあり方は、その国の風土と社会が、時には相克し、時には相生してきた歴史の産物だという感を抱きました。
◆ダムにおける水源地と受益地の関係も、一朝にして成るものではなく、必要な時間をかけ、人と情報の交流を行うことで、多くの課題を克服していく中から築かれてくるものでしょう。本誌の各種紹介記事が、そのための一助となれば幸いです。

11月号
◆米国でダムの撤去が行われているという話は、断片的に耳にすることではありましたが、その全体像についてはなかなか判りにくいところがありました。本号「ワンポイント・ぜみなーる」に好個のレポートが寄せられました。
◆ダム水源地活性化支援事業は、平成13年度も5団体が新たに認定されました。これで合計10の団体が、「水源地の自立的・持続的な発展」も寄与する多様な活動を進めていくことになります。実績報告が待ち望まれるところです。

12月号
◆第九回世界湖沼会議が、いわば里帰り会議として、発祥の地であり琵琶湖を擁する滋賀県で開かれました。管見ではありますが、湖沼の抱える課題には、多くの部分で、ダム水源地が抱える課題と共通したものがあると感じられました。
◆その意味で、この会議に参加したとされる「住民、芸術家、行政、メディア、研究者、学生、NGO、企業、政治家などさまざまな主体」は、ダム水源地の課題解決に際して必要とされる、連携の範囲をも示していると思われます。
◆第三回世界水フォーラムも、あと1年余と迫ってきました。ここに向けても、「さまざまな主体」が参加した、地域会議、ヴァーチャル・フォーラム、“水の声”プロジェクトなどの準備活動が進められています。水の世紀の幕開けのようです。

02年1月号
◆日本河川協会と関係法人が協力して、ホームページ「河川フォーラム21」を開設しました。流域、河川、水についての学習と交流の広場です。会議室もありますので、積極的にご参加ください。
      http://www.forum.japanriver.or.jp/
◆ボンで開かれた国際淡水会議も成功裏に終わったようです。9月のヨハネスブルグサミット(リオ+10)を経て、第3回世界水フォーラムへと続くわけです。世界の水問題と日本のそれとを比較して考える好機となるでしょう。

2月号
◆総合科学技術会議では、8つの重点分野について分野別推進戦略を作成しました。それらの一つである環境分野推進戦略を見ると、水・自然・流域など、重要なキーワードがちりばめられています。「自然共生型流域圏・都市再生技術研究イニシャティブ」と「地球規模水循環変動研究イニシャティブ」が中心です。
◆2月上旬には、「自然と共生した流域圏・都市の再生」と銘打ったワークショップも開催されます。待ったなしの感のする環境問題です。四半世紀も前に提唱された流域圏、このコンセプトに魂を入れる機会が与えられた、とも考えることができます。「さまざまな主体」が参加し活躍する場ではないでしょうか。

3月号
◆グリーンの象徴とされる風力発電、これが、野生生物に問題を起こしている、という報道がありました。最新のハイテク機のローターは、径が50m近くあるようで、これに猛禽類や小鳥が衝突するということがあるようです。他に景観の問題もあるようです。
◆充分に多面的に考えたつもりでも、なおかつ多くの視点が残っているということでしょうか。水源地の問題も、極めて多くの観点から議論されているとは思いますが、まだまだということがあるかも知れません。読者の皆様からの、多様なご意見が頼りです。

4月号
◆今年の春は、桜の開花が大変な前倒しでした。地球政策研のレスター・ブラウンは、2001年は史上2番目に暖かい年だった可能性がある、と言っています。氷河の後退も加速気味のようです。
◆湖沼等では、平均水温の上昇で、様々な現象が起こるだろう、という予測があります。林相などを含め、水源地に変化が生じる可能性もあるようです。パセオにご提唱の源流学レベルの、高度に複雑な変化です。

5月号
◆大昔、エントロピー増大法則を初めて聞いたときは、なるほど自然はすごいと感心したものです。しかし、最近、小は手元分別から大はバックキャスティング等に至る話題に接すると、人間の知恵がいかに大切かという思いもします。
◆人工浮島も、ローカルかもしれませんが、エントロピーを低下させる努力の一つになります。ウェットランドも、ビオトープも、と重ねていくうちに、意外に大きな力になるのかもしれません。

2002/05/24(Fri) 晴れ


[ 松藤 ]
崎山酒造の「松藤」を飲みながら考えた。これは今回の琉球行の成果品の一つである。25度でありながら、しかも20年近く経って、これだけの濃厚かつ芳醇な味を出している。普通ならこの程度の度数の酒であるなら、この歳月に耐え切れず、腰が抜けてしまっているはずだ。20年に耐えるのは、最低35度以上だと思っていた。不思議だ。なぜだろう?

そこで思い出した。松藤は新酒の段階においては、香りがきつ過ぎて、嫌う人もいるといるのだという。百代の過客は実に不可思議にして偉大である。皆様から嫌われる香りを、好まれる味に変えてしまうのではないだろうか。よく香味と言うが、香りと味とは一体不可分、いや、手数料抜きで交換可能な物なのではないだろうか。ただし、歳月という税関を通って。

「くせ」が「よさ」に変化する、この奇跡。やはり泡盛はむずかしい、そして楽しい。
2002/05/12(Sun) 晴れ


[ 久闊の海 ]
この季節です。朝の遅い沖縄でも、6時には朝日が昇ってきます。釣り人7人、船長以下総勢8名の準備は万端です。いざ出航、目指すは鮫の海です。梅雨入りも間近な若夏です。ベタ凪ぎといってもいい条件、船に弱い人でも、絶対に酔わないでしょう。

船長が妙におシャレです。髪も染め、ヒゲも整ってます。訊きただすと、昨日のお客様は、ギャルのダイバーの一群だったとのことです。なるほど、なるほど。それはさておき、船底の蛎殻なんかも、最近掃除したとかで、揺れもほとんどありません。

第19回東シナ海釣行の成果は、

 まんびか(シイラ)
 やまとながいゆ(ツムブリ)
 ??みーばい(??ハタ)
 あかじん(スジアラ)
 しるいゆ(シロダイ)

ま、申し分ありません。みーばいというのは、とにかくいろんな種類・形のものがあるらしく、聞いたのですが忘れてしまいました。鮫にも遭遇し、強烈な引きの後、仕掛けをごっそり持って行かれました。200kgはあるようです。触らぬ神に・・・ですね。

満足の釣りでありました。師匠をはじめ、おなじみの方々は、最近どこかで運を使い果たしてしまっていたようでした。
2002/05/04(Sat) 晴れ


[ 鮫の海へ ]
お師匠様から久しぶりにTELです。明後日、朝6時現地集合とのご連絡をいただきました。場所は、言わずと知れた、釣魚遊船組合前です。思わず愚問を発してしまいました。

 テ「足許は?」

 師「裸足で十分よ!」

そうでした。この季節でした。南海のシャチと呼ばれていたテバの勘も、随分と鈍ったモノです。しかし、待ちきれずに、次の問を発します。

 テ「漁業資源の状況は?」

 師「今年は鮫が多いね。だいぶ荒らされている」

 テ「ゲッ・・・(絶句)」

 師「大丈夫、大丈夫。秘密のポイントが確保してあるさ」

 テ「(心の中で土下座しつつ、)ひとつよろしくご指導下さいませ」

よかった、よかった。このようなトキに備えて、師匠というモノは、厳選しておくモンである。心底、おのれの先見性に感じ入るテバなのであった。

さあ、鮫の海へ! 師匠! よ・ろ・し・く ネ!
(ちなみに、第19回東シナ海釣行です)
2002/05/02(Thr) 晴れ


[ ごぶさた続き ]
このごろあんまりカキコしてません。執筆(打鍵)意欲があんまり湧かないというか、頭にナンにも浮かばないというか、ま、こんなこともたまには、不思議の国のアリスです。

ところで土佐の国にサンシンを送るプロジェクト、順調にいっているのかな・・・・・?少々気になりますね。送った先で大切にして貰えているか、これも気になります。

師匠は週2〜3回は海に行ってるんだろうな〜〜。特に、連休なんかだと毎日行っているんじゃないだろうか〜〜。いいな〜〜。気にもなるし、うらやましいし。

よしなし、よしなし。
2002/05/01(Wed) 晴れ