[ ちんだみ ] |
名護という北山(ほくざん)の中心地では、このごろ、1月には「二見情話」コンテストを開催しているらしい。本土ならさしずめ、「銀恋」コンテストということになる。トップの副賞は、結構豪華であるらしい。三位まで副賞があるという。
テバが15年前、(出張だったけど)入れあげていたころは、こんなコンテストはなかった。まことに、けしからん仕儀である。そのころは、この歌を歌う人はあまりいなかったような記憶がある。その曲を8トラのテープで買ってきて、東京で練習した。その甲斐あって、北部の人々からは、うちなんちゅ以上だとい激賞を受けた。毎年ハワイは軽かったはずだ。
K君は、名護に三年以上在住している、やはりカリタンである。彼は、昨年初出場したという。デュオの相方が誰なのか、これは、これから調査しようと思うが、ご本人によれば、四位だったとのことである。まあ、テバほどではないが、そこそこのパフォーマンスだったのかな、と思っていた。ところが、ほかの人に聞いてびっくり、一〜三位以外は、全員四位なのだという。沖縄のやさしさを感じる。
そのうえ、K君の評判は「チンダミ」だという。チンダミってなんだ。いろんな人に聞いた。本来の用語としては、三線(さんしん)の調律のことらしい。そして、人が歌う場合には、調律ができていない、つまり、音程が外れている、というようにも使われるらしい。
おそるべし、風土と文化と人々。
2000/08/31(Thr)
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