★楽ガキコーナー★

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馬鹿の目、王様を見る 投稿者:テバ 投稿日:2007/03/21(Wed) 06:52 No.827  
馬鹿の精進という言葉があります。今作ったから間違いありません。このレーザプロファイリングという技術の登場こそそれでしょう。地上はゴチャゴチャといろんなものが散らばっているゴミの山のようなものです。航空機高度の人の目からはのっぺりと見えますが、いざ正確な地図を作ろうと思うと、ケバケバ、デコボコ、硬軟入り混じった、どこが地表か判らない大変な厄介ものです。

その典型が富士山麓の樹海でした。ここは某国国防軍がレインジャーのサバイバル訓練に使っています。なぜかといいますと、道がない、地図がない、コンパス(磁針)が利かない、という、情報がないない尽くしの地だからです。苔の生えた切り株に腰をかけて水を飲んでいたら、その切り株がバリバリと壊れたそうです。ようく見ると古い古い頭蓋骨だったそうです。実話です。

樹木にびっしりと覆われたこの地域の地表を航空精密測量できるとは、10年前には誰も考えていませんでした。毛利さんがシャトルで持って行った合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar)程度の、極めて解像度の低い画像で我慢するしかないと思われていたのです。こんなところに高解像度の光学レーザレーダ(LIDAR)が適用できることはない、と信じられておりました。

ところが、やったのですね。どうやったのかというと、あまりにも単純でアキれるような方法でした。毎秒数万発というレーザパルスでスキャンしたのですね。特定のパルスの反射が、樹冠からなのか、樹幹からなのか、地表からなのか、人間・熊からなのかは、誰も知りません。だが確かなことがあります。一番時間をかけて返ってきたパルスが地表面反射だろうということです。包絡面ですね。

こうした虚仮の一念・馬鹿の精進で、ついに樹海の地表がむきだしになりました。風穴も、溶岩流も、溶岩噴丘も、ありありと写し出されたのです。誰も見たことがない樹海の地表景観です。工学的解法の妙味とも言えます。



王様を見た馬鹿(続) テバ - 2007/03/21(Wed) 15:25 No.828  

以前から名所であった巨大な氷穴の斜め上に小さな火口列があります。この存在が疑われていたのですが、今回、くっきりと可視化されています。上空からの目視では、何の変哲もない樹海の一部に過ぎません。



国際的地位 投稿者:テバ 投稿日:2007/03/17(Sat) 01:38 No.824  
WHOは、2004年6月からの累積値として、長らく「鳥インフルエンザの分布」なるものを発表していました。最近になって日本も、宮崎と岡山で例の騒ぎがありましたので、目出度く「家禽の高病原性H5N1亜型感染確認国」の仲間入りをしたわけです。この分布図については、テバ的には仕事の上からも関心があったので(今はありません)、フォローし続けていました。若い人を海外に派遣する際の考慮事項にしていました。

WHOも、一応、二月まではコンシステントなベースで発表していました。時系列で見ていくと、亜寒帯、寒帯、極地を除いて、地球規模で汚染が拡大していく様相がよくわかりました。渡り鳥のグローバルな活動と「何でも食べるグローバル人間」との共同作業なのですから、当たり前といえば当たり前ですし、特段、不思議なこともありません。しかし、最近になって(超)大国のパワーを感じさせることが起こったのです。



国際的地位:続 テバ - 2007/03/17(Sat) 01:45 No.825  

全く理解できないことが起こったのです。WHOは何を考えているのでしょうか。統計というものは、万一、ベーシスを変更するならば、必ず、そのことを宣言しなければ無意味なのです。しかし、宣言もなく、この2月から3月にかけて凄いことをやってくれました。2006年以前のデータをキャンセルしてしまったのです。従って、現在発表されている分布図は2007年1月1日以降の事象に限られています。

統計というものが怖ろしいものだというのは知っていましたが、ここまで見事に国連機関に日和られるとは思いませんでした。人口が10分の1以下の日本が、まるで某(超)大国以上に汚染されているように見えるのです。14億近い人口を擁する国で、鳥インフルの死者はゼロなのです。国際的地位というものは、ここまで重いものでした。まさか、オリンピックのためだとは思いたくないいのですが・・・

日本の国際的地位が暴落していることは確実です。



国際的地位:続々 テバ - 2007/03/17(Sat) 02:41 No.826  

細かいことで恐縮ですが、朝鮮半島北部には、旧いマップでは「H7」という不思議なDNA鑑定結果が記載されていました。もちろん、2007/01/01以降では「非汚染地域」ということ真っ白になりました。これも六ヶ国協議かなにかの成果なのでしょうか。


Room for Rent 投稿者:テバ 投稿日:2007/03/11(Sun) 19:10 No.823  
用があったことを思い出し、どっこいしょと夕暮れの街に繰り出しました。するとそう、いつもの日曜日とは微妙に違う雰囲気があるのに気が付きました。ようく観察してみると、母子連れや母娘連れの姿が点々としているのです。どのペアもよそ行きの格好をしておられるので、おなじみの風景からは若干浮き上がっているのでした。立ち止まって何やら必死にケータイしている姿も見られます。

ここ日吉には大学があるので、学生さんのハビタットの基本要素たるアパマンが結構あります。そこで、それに対応した上位性としての不動産屋さんも多数棲息しています。例の、ガラスの内側からビラがびっしりと貼ってある、間口2間程度のワンルームオフィスです。ここが千客万来「お越しやす」状態でした。ここで巣の候補物件を紹介された親子が、街中を物色して歩いていたわけです。

午前中が雨だったので、そのための出遅れ効果もあったようです。この季節、また1年分の若い猿たちが都会にやってきます。ベテラン猿は消え去るの・・・ですか。



三丁目の夕陽 投稿者:テバ 投稿日:2007/03/10(Sat) 18:58 No.822  
職場からの帰り道のことです。新宿通りの右側を四谷駅を背に新宿三丁目駅に向けて歩きます。つまり、ほぼ西向きに歩いていたわけです。大通りの遙か前方に沈もうとする夕陽が見えました。その位置はというと、遠近法的に説明するなら、新宿通りの延長方向の消点あたりの場所なのでした。これは面白いと思い、後ほどZという電子地図帳で調べたところ、確かに、この道路は西向きからやや北寄りでした。あぁやっぱりそうなんだ。春分が近いということなんだな、と思った次第です。

それが水曜日のことでした。昨日、つまり金曜日になると夕陽はぐっと左に移動し、沿道のビルの後ろに沈んでいきました。つまり太陽的には、春分の日には真西に沈むべく、左へ左へと日没点を移動するのに一所懸命だったのです。しかも春分・秋分のころは、三角関数のy=0あたりのdy/dxを観察しています。日没点の移動速度は最も速いはずです。だから目に見えたのでした。これに応じて、日の長さも急激に伸びていくわけです。秋の「つるべ落とし」の正反対の現象ですが、何と呼びましょうか。

日没点計算のソフトをwebで見つけました。作成者の苦労を遠く偲びつつ、使わせていただきました。するとこの時期、日没点は約2日で1度移動しています。一方、夏至・冬至のころには、1度移動するのに約1週間ぐらいかかります。星で定められる東西南北という明確な方位も関係なく、時計もない時代に夏至・冬至の到来を目視で確認することは相当に困難なことです。昨日だ、いや今日だ、いいや明日だろう、という喧嘩の結果、統計学が導入されます。何年も何年も日数を数えて平均化します。

1年というものがほぼ同じ日数でできていること。春分・夏至・秋分・冬至の間隔にも規則性があるらしいこと。こうした結論を得るまでには、膨大な歳月にわたる観測・記録作業があったことでしょう。これは坊主の仕事です。さらに、公転周期が自転周期の整数倍でなかったことが、新たな混乱をもたらします。坊主の純粋な脳内作業の結果として、世界の終末という思想まで出てきます。アステカでは、これを食い止めようとして、ピラミッドを築き、人間の心臓を犠牲にささげるまでになりました。

三丁目の夕陽、それは科学であると同時に、悲喜劇でもありました。丸ノ内線の中では、考えなければならないことが一杯あります。



三番館 投稿者:テバ 投稿日:2007/02/28(Wed) 07:49 No.821  
昔、三番館というものがありました。

大体が「館」なんていう大層な名前が付いた建物は、地方都市には数えるほどしかありません。映画館、体育館、文化会館なんていうあたりが、どこの市にもある「館」の御三家ですね。文化水準の高いところなら、博物館、美術館なんかもあったでしょうが、テバの地方都市にはありませんでした。異人館、鹿鳴舘なんていうのもありませんでした。当然、三番館なんていうものは、聞いたことも見たこともなかったのです。

初めて東京で生活するようになって「三番館」というものの存在を知りました。これは要するに、一番館がロードショー、二番館が一般公開という位階序列の最終に来る掃き溜めのような映画館です。あるいは、そこで上映される映画そのものを指すこともあります。著作権が擦り切れかかったような映画を黙々とやっていました。黒澤シリーズ、マカロニウェスタンシリーズ、任侠シリーズなんかが思い出されます。一応、館主の方も、このように体系立てることによって、それなりに客寄せの工夫をしているわけです。

観客はというと、金がないというのが共通の資質です。当時で入れ替えなしの300円というような記憶があります。ヒマを持て余した兄ちゃんや、勉強嫌いの学生なんかが半睡半醒状態でぼんやりと暮らしています。地上は燦々とした真昼だというのに、薄暗い世界で生きているのです。ゾンビの世界です。オールナイトなんていう怖ろしい興業もありました。ロードショーでは考えられないことです。多分、ドヤがわりにしていた人々もいたはずです。

目薬のことです。

最初にキャップを開けるときは、胸ときめく思いがあります。開封直後は結構熱心に使うものです。それはそうで、このごろ目が乾くな、そうだ目にも潤いを与えてやろうじゃないか。こうした動機で入手するからです。しかし、一部のキチンとしたA型の人を除き、いつの間にか忘れてしまいます。ときどき、おや、こんなところに目薬が、ちょっと使ってみようかなというようになってきます。しかしこれにも限界があります。内容量が1/2を切り出すと疑いのマナコになります。

1/3ぐらいになると、これはもうこれはいけない。第一、いつ購入したかという記憶すらさだかではないのです。こんな怪しい液体を大切な目に点眼して、万一失明でもしたらどうしよう、と考えるようになってきます。そんなに高価なものじゃないんだから新品を買ってこよう、ということになり、この内容量1/3前後の目薬は捨てられることになります。大方の人々は、こうした目薬人生を送っておられると推測されています。

市販の目薬の内容量といえば10mlちょいですね。このうち少なくとも3mlは、使われずに棄てられる運命にあるのです。しかし本日、生涯初の快挙として、1本の目薬を使い切りました。一杯のかけそばに匹敵する感動を覚えました。ここに至る幾星霜を思い、滂沱として涙溢るるものがありました。半分は目薬ですけどね。そうして突如、目薬には三番館がないということに思いが至ったのです。これこそが、黒澤映画と目薬の最大の相違点だったのです。



認知症的症候群 投稿者:テバ 投稿日:2007/02/27(Tue) 21:01 No.820  
おっそうだ、薬を飲まなきゃ。そうすると、そうだよ、水を持ってこなきゃ。というわけで、コップに水を入れてきました。やれやれ、とひと息ついて、水をごくごく飲みます。こんな時って、ほっとしますよね。極めてミクロではありますが、人生の憩いのひとときの一つと言えます。ちいさな、ちいさなオアシスです。

しばらくして、薬が残っていることに気付いたのでした。



夢電車 投稿者:テバ 投稿日:2007/02/19(Mon) 18:54 No.818  
朝は大変早いので、大概、電車には座って通勤できます。この路線の所要時間はホームからホームまでで35分ぐらいなんですが、朝が大変早いので、うとうととしてしまいます。この車内の仮眠の快感が堪らないというサラリーマンも多いことです。しかし、当然、乗り越しという事象がある割合で生じます。通勤リスクの重要要素の一つで、かつ頻繁に起こることですね。

本日は、史上初、駅の数にして4つも乗り越してから目が覚めました。ということは、往復ですから8区間ということになります。8つ遠くの駅まで通勤したことに等しいわけです。多分、王子のお稲荷さんあたりまで行くことができます。飛鳥山の桜のころなら文句もありません。蒲焼き玉子焼きをさかなに、王子のキツネと花見で酒盛りです。しかしまだ冬枯れの季節です。

でこれを機会に、このロスを定量的に評価しておくことにしました。「えきから時刻表」で確かめてみると、

 1区間乗り越し 往復で  8分ロス
 2区間乗り越し 往復で 12分ロス
 3区間乗り越し 往復で 16分ロス
 4区間乗り越し 往復で 22分ロス

4区間乗り越しとなると、結構な時間になりますね。これに乗り越し先の駅での乗り換え時間が加わります。結果、今朝は、朝礼が厳かに進行中の職場に飛び込んでしまいました。

やっぱり「遅刻」なんでしょね。



夢電車延伸す テバ - 2007/02/21(Wed) 18:43 No.819  

夢電車は、早速2区間ほど延伸いたしました。このロスタイムの評価をすると、またまた延伸現象が起きる気もするのですが、仕方がありません。君子ハ治ニ在ッテ乱ヲ想フ、ものですからね。

 5区間乗り越し 往復で 26分ロス
 6区間乗り越し 往復で 30分ロス

とうとう30分に達しました。思えば遠くまで来たものです。メトロカードを使ってますが、営団側はチェック手段を持っていないようです。乗車ルートが毎回違うというのに、同一料金で済んでいるんですからね。

今回は王子のキツネの手前まで行ってきたのですが、この路線にはまだまだ先がありそうなので大丈夫です。もちろん、朝礼はとっくに終わってました。毎朝同じ時刻に家を出ているのに、着いた世界の情景は毎日変わるのです。

時間旅行者ですね。



ようこそ新世界へ 投稿者:テバ 投稿日:2007/02/18(Sun) 18:42 No.817  
東海岸へも西海岸へも移民の津波が押し寄せた時代のアメリカです。右手には巨大なバスケット、左手にもやはり巨大な麻袋、身体中にありったけの衣裳を巻き付けての新大陸上陸です。一番大切な入国登録カードはしっかりと歯に咥えています。目は、はったと前方を見据えています。まだ見えてはいませんが、どのような運命とでも対決する覚悟はあるようです。この様子なら大丈夫でしょうね。

三番目の男性の様子から察して、イタリア系のようですね。この男性が少々頼りない表情をしているのが気がかりですが。



鍵を捜して 投稿者:テバ 投稿日:2007/02/17(Sat) 17:04 No.815  
家人が全員外出中の我が家のドアの前に立ち、心の中の「どっこいしょ」という声を聞きながら、ポケットの鍵束を探ります。たちまち背筋が凍り付きます。キーチェーンがないのです。そこで甦るのは、京都から帰る新幹線の中で、同じポケットにある小銭入れを出し入れした記憶です。リクライニング状態でしたから滑り落ちたに相違ありません。

キーホルダーの一端には鍵が2ヶとUSBメモリー1ヶが付いています。反対側にはフックがあるのですが、面倒くさいので、どこにも留めてありませんでした。鍵を使う度にフックを外すのが嫌なので使っていなかったのです。暮れなずむ冬の夕暮れ、ドアの前で暫時輾転反側してしまいました。家人が帰るまでどこか暖かいところへ避難していようか・・・

しかし、考えはすぐ纏まりました。振り返っても、我ながら適切な反応でした。新横浜までの逆コースを辿り出したのです。まず、JR菊名駅着です。JRのお兄さんに、どうも新幹線の中で鍵を落としたらしいと説明します。彼は冷静に遺失物届けの用紙を差し出します。この冷静さが妙に気になります。機械的反応には最適反応でない場合が多いのです。

私の乗った新幹線は、既に東京駅に到着しているでしょうが、車内整理とか何とかでまだホームに横付けになっているはずです。出された用紙を見て気が付きました。JR東日本とあります。これをどうするのかと訊くと、JR東海に送るというのです。菊名から新横までは一駅です。用紙を返却して礼を言い、旅を継続します。新幹線の鍵は新幹線で捜せ、です。

新横では新幹線改札のところまで行きました。JR東海と覚しき駅員を確保することが先決だと気付いたからです。彼に聞くことで、新横の裏路地みたいなところにあるJR東海系の忘れ物取扱所にたどり着くことができました。そこでは実践的なメモ用紙が登場し、車種、号車、座席番号をなぐり書きし、業務用電話で東京駅のホームに連絡して貰いました。

たちまち「それらしきものが出ました。どうしますか?」となりました。すぐ東京駅に行くと返事しました。結果的には、この鍵は非正規ルートで返却されたことになります。ブツはまだ、18、19番ホームの駅事務室の「宝箱」の中に仮置きされていて、お忘れ物承り所に届く前だったのです。終電業務が終わると、宝箱の中味は遺失物としての壮大な旅を始めるようです。

この旅の終点は、飯田橋にある警視庁の遺失物センターのようです。菊名駅でJR東海に申請していたら、その書類が転々とするうちに、鍵も雪のシベリアの昿野を転々流浪したはずです。まあ、手間ヒマを惜しまなかったおかげで、収容所送りの寸前で回収できました。眼前のリアルな出来事なので、身分証も三文判もいりませんでした。最後に住所氏名電話番号を申請させられましたけどね。

新横と東京で1回ずつ鍵の特徴を聞かれました。ここで変なコンビネーションにしておいたことが役にたちました。赤青銀の捻りのチェーンに赤と金の鍵、青いアクセサリー(USB Memoryのこと)ですから、簡単に識別できました。「金の鍵」のくだりで、2回とも「えっ!」ときて、「金メッキです」と説明することになりました。女神様と正直な木樵の話を思い出したものです。

なお、駅事務室のこの「宝箱」ですが、茶箱の外側をアルミ板でくるみ、スチールテープで縦横に補強したようなものです。これにヒンジと南京錠が取り付けられています。傘の忘れ物なんかはこの箱に収納して貰えません。外の棚に、山積み棚晒し状態です。



大列島 投稿者:テバ 投稿日:2007/02/14(Wed) 18:23 No.814  
今年の冬は雪も見ないで終わるのかいな、と思っていたら、そこはそれ天網かき氷、イチゴのフラッペ、札幌に出張する機会がありました。雪祭り直後とあって、エアラインも街もホテルもガラガラ閑散としてました。地元で聞いたところでは、雪祭りの最終日の翌日を目当てに乗り込んでくる常連もいるそうです。あの雪像などの解体・撤去作業を観賞するのだそうです。わび・さびを追求し尽くした数寄者のなれの果てなんでしょうね。

とりあえずテバとしては到着した空港で今年の初雪にご対面できたわけですが、さらに運が良いことに、帰路、本日昼ごろの千歳は雪が降っていました。雪が舞い散る様まで見られたのです。

  雪花 ちる花 空に虫が湧くわな
   扇腰にさいて きりきりっと舞いまひょ

の世界にしばし浸ったのでありました。ところが羽田に着いた途端に大天変です。何と、春一番が吹き始めたのでした。横浜あたりでは午後の4時ごろが最盛期でしたから、あと一つか二つ後のフライトだったら相当な目に遭ったのではないでしょうか。

  雪花の 見送る旅や 春一番

季語も旅情もあったものではありません。



帝国と辺境 投稿者:テバ 投稿日:2007/02/11(Sun) 20:27 No.813  
アダム・スミスは言う。

『帝国というものは、人間のほかのすべての営みと同様に、これまで必ず滅びる運命にあったが、それにもかかわらず、あらゆる帝国は不滅を目標としている』

カーゾン卿は言う。

『辺境はカミソリの刃である。そこに近代の諸国民の戦争と平和、生と死の問題がかかっている』

堀越孝一は述べる。

『(カール大帝の)拡大する王国は、新たな辺境問題を生み出す。・・・ある歴史家はおもしろいことをいっている。・・・辺境領は、元来、王国が確固としてあって、隣接する外世界の脅威に対処するものである。それがブルゴーニュ辺境領の例がしめすように、内側におかれる。辺境領が王国を囲む。その内側にまた辺境領を置かねばならぬ。辺境領が王国の構造と化す』

この三人の意見を後ろから聞いただけで自明である。辺境のない帝国は存在できない、あるいは、存在理由を失う。仮に地球帝国が成立したとしても、それは極めて多数の辺境領という細胞の集合体に過ぎなくなってしまう。国際共産主義、ナチズム、八紘一宇、あるいはグローバリズムと何であってもよい。その天地を覆う普遍理念が達成されかかった瞬間、混沌という名の真の大王が降臨し、再び支配を開始するはずだ。

これも20世紀の教訓のはずなのだが。



来るぞ 投稿者:テバ 投稿日:2007/02/03(Sat) 18:22 No.812  
今の時代、日本も含めた世界を覆っている「不安感」がある。それは具体の姿を見せないから「不安」とまでは言いがたく、「感」を付けることでかろうじて表現が許される何ものかだ。青空文庫をブラっていたら、魯迅の作品が相当数掲載されていた。思わず、ハマってしまった。

−以下引用−

中国の歴史の整数の中には、実際、どのような思想主義も入っていない。この整数は二種の物質だけである――刀と火だ、「来るぞ」がその総称だ。【随感録 五十九「聖なる武」】

 それは「来るぞ」が来るのだ。来るものがもし主義であるなら、主義が達せられたらそれでおしまいである。もし単なる「来るぞ」であるなら、それがすっかり来てしまわない限り、来てどうなるかは分からない。
 民国の成立したとき、私はある小さな県城(県の首都)に住んでいたが、早くから白旗があげられていた。ある日、突然、多数の男女が入り乱れて逃げ惑うのを見た。町のものは田舎へ逃げ、田舎のものは町へ逃げ込んだ。どうしたのかと彼らに聞いたら、彼らは言った、「来るぞというから」と。【随感録 五十六「来るぞ」】

−以上引用−

清朝末期から民国革命の時代に立ち会った感性豊かな文人の見聞と感想である。来るものが何者かは判らない、しかしそれは来るのである。しかもそのものは、「刀と火」で象徴されるような圧倒的な力を持っているであろう。現在、この世界は、日本も含め、全く同様な予感に充ち満ちている。

それは「美しい」というような表現が泥の中で粉々に踏み潰されたような、おどろおどろしいもののはずだ。過去の幾多の歴史の経験則からすると、「混乱」と「断絶」を左右の将軍として従えている。この上に立って「来るぞ」という大将軍は登場してくるのだ。

多分、悲しい話だが、これを回避する方法はないだろう。なぜなら、私たちは、とうの昔に引き返し可能な地点を過ぎてしまっていると思われるからである。それを自らの罪にする必要は毛頭ない。世界は不条理なのだから。しかしそれでも大将軍は、ルビコンを平然と渡ってくるに違いない。なぜならこの大将軍の軍旗こそ「不条理」なのだから。

私たちは守りに徹するしかない。「すっかり来てしまわない限り、来てどうなるかは分からない」大将軍が相手なのだ。どのように策戦しても勝ち目はない。城壁を高く築き、守り抜く決意を持った人間たちだけが立て籠もる以外の方策は残されていないだろう。古代から現代に至る唯一の生き残り法である。

幸いなことに、この国には水争い、内乱から世界戦争に至るまでの経験が、豊富に蓄積されている。あとは士気(モラル)の問題だろう。時間はあまりない。地平線には「来るぞ」軍の人馬が立てる塵の雲がかすかに見える。



万病医 投稿者:テバ 投稿日:2007/01/31(Wed) 21:26 No.809  
それにしても、です。次々とあちらが痛い、こちらが不具合、と、大小さまざまとはいえ果てしのないことです。思わず某氏に愚痴ってしまいました。

テ「こんなにいろいろ病気するんだったら医者になっときゃよかったな」

某「でも、お医者さんがそんなに病気してたら商売になりませんよね」

テ「……」



聴診器 テバ - 2007/02/01(Thu) 20:52 No.811  

今でも開発途上国や最貧国では使われている聴診器ですが、木製の管で、表面ニス塗装仕上げとなっております。ラッパの開口部に相当するところは目的(患部)に応じて交換可能になってます。90度曲がったものなんかもあります。

糸脈なんかに較べると、遙かに進化して、現代の聴診器に大きく近づいていますよね。

そうそう、分厚い取扱説明書も付いていたようです。これは最近の家電製品のハシリですね。



小さな散歩 投稿者:テバ 投稿日:2007/01/28(Sun) 14:12 No.808  
結構大きな病院の救急入り口のところを通りかかりました。すると何と、次々と三台の救急車が飛び込んでいきます。パトカーもついてないし、どうも同一の事故や火災という感じではない、つまり、別々のところからやってきた感じなのですね。救急車の要請が激増し、すでにギブアップ状態だという話を聞きますが、それが実感されました。

救急病棟のエントランスはホテルのロビー同様出入り自由で、受付カウンターに近づかなければ、「どちらさまですか?」と訊かれることもありません。椅子に座ってもコーヒーを頼む必要はありません。それで一介の通行人のふりをして眺めていましたが、三台はやはり別々の案件だったようです。救急隊員が受付で申告している内容で大体の状況はわかります。

土曜日の午後でこれですから、日曜日は救急車の行列ができるのではないかと思われます。待っている間に病院に用のない人になってしまう、ということも冗談ではないことだと思われました。そんな場合、救急病棟で死亡診断書を作成してもらい、救急車は臨時に霊柩車になるそうです。死亡診断書を持った人は、病院には入れてもらえないからです。

一般に物や人を動かすことを「輸送」といいます。荷物を輸送することを「運送」といいます。傷病者を運送することは、人間様に敬意を払って「搬送」といいます。最近、救急車の搬送機能を代行する民間業務が開放されました。タクシー会社が多角化をはかるための副業でやっているのも多いようです。この場合は区別して「移送」というようですね。

搬送と移送の違いは、要するに、自治体がやるか民間業者がやるかということですね。もちろん単に「やる」のではなく、民間の場合はヘルパーの資格が必要ですが、官の救急救命士とは明らかに違います。でも、もちろん有料なので、市民は119の方に電話をするケースがほとんどのようです。火事・事故以外の消防署への電話番号を10桁ぐらいにしたらどうかな。

そんなことを考えながら、散歩者は眼前の事態の推移を観察しているのでした。



4人のペコちゃん 投稿者:テバ 投稿日:2007/01/25(Thu) 18:35 No.807  
asahi.comのフォトギャラリーで見つけ、思わず声に出して笑いそうになりました。

商品皆無のフランチャイズ店を新社長が視察している訳なのでしょうが、あの伝統のペコちゃんは、「私の知ったことじゃないわ」と、そっぽを向いています(1人目)。

店長らしきおばさんが当惑顔で恐縮していますが、この人、相当な永年勤続者なのでしょうね。見事にペコちゃん顔になっています(2人目)。当惑しているのはなぜかと思って記事を読んでみますと、新社長の姿勢に原因がありそうです。

>店長らに頭を下げた後「がんばってまいりましょう」と声をかけた。

まるで地震や台風の被災者お見舞いに来られた方、みたいなことを言ってるんですね。そもそもの原因には触れないというあたり、天皇陛下クラスのご挨拶ですね。不二家の「気品」を感じます。

次は、店の奥におられるオーナーと覚しき女性です(3人目)。この方も相当なペコちゃん顔なのですが、カメラ目線でしっかりポーズしてます。不二家から補償金が出るわけですから、パートさんのレイオフでも考えてるのでしょう。只一人、微笑を浮かべています。

4人目のペコちゃんは、もちろん、敬礼している新社長です。頭の下げ方も板についてきたようです。科白をもうすこし練れば、立派に「謝罪プレジデントの殿堂」入りができそうです。そうそう、アサヒのカメラマンも、努力さえすればまっとうな絵が撮れることも判りました。



巨大列島弧浮上 投稿者:テバ 投稿日:2007/01/22(Mon) 21:47 No.806  
そんなことになるのではないかと思っていましたが、17日付けの感染情報センター発表の鳥インフルエンザ分布図では、ついに、巨大列島弧としての新領土日本が浮上してまいりました。とうとうH5N1が確認された国々の仲間入りができたおかげということです。

南太平洋にその雄姿を見せてくれています。6番目の大陸というにはやや貧弱ですから、南太平洋巨大列島弧・新日本と呼びましょう。渡り鳥が大陸や島嶼の姿まで変えてしまったのです。

しかし、宮崎県というのも、いろんなことが起こるところですね。



謝罪会見の運動量 投稿者:テバ 投稿日:2007/01/16(Tue) 01:04 No.805  
個人差はあると思いますが、謝罪記者会見というものは、平均的にどの程度の運動量になるのでしょうか。ふと、深刻に考えてしまいました。

あの状況下で、居眠りしたり走ったりする社長さんは居ません。ですから軽い散歩程度に相当するのではないだろうな、とまず当たりをつけます。時速3km/hでややゆっくりと歩いていると、30分あたり約100kCalの熱量を消費するそうです。会見の長さといい、運動の激しさといい、このあたりが丁度ぴったりなのではないかと思われます。これはおにぎり1個、あるいはおでんのハンペン一枚よりやや少ないカロリーに相当します。

最後に立ちあがってペコリとやりますが、これが多分、単位時間当たりの熱量消費が最大なのだと思われます。企業業態や問題の大きさによって異なりますが、雛壇にあまり大勢並んでは、記者さんの反感をかいます。せいぜい5〜6人が限度なのではないでしょうか。おにぎり5〜6個なのですね。

貸借対照表を徹夜で検討し、役員報酬や株主配当に心を砕くことに較べれば、微々たるものです。極めて省エネルギーなパフォーマンスということになりますね。一方で記者さんはそれからが大変です。会社に戻り、早版の朝刊に間に合うように記事を入れなければなりません。デスクと一悶着もあるでしょう。

やはり、ハンペン程度の労働しかしてない社長さんは、これから完徹必至の記者さんに「俺も寝てないんだよ」などと言ってはいけなかったのです。



Sさんの厭世 投稿者:テバ 投稿日:2007/01/13(Sat) 06:16 No.804  
Sさんは職場の大先輩でした。私は仕事のことよりも、その博文振りに感じ入っていたものです。シリーズもののコラムを書いたりしておられたので、それを拝読することで、その人となりに親しく接することができました。「文は人なり」というのはこうしたことなのか、という生き方を実践しておられました。

ある時、私はある現場への赴任を命じられました。悪名高い現場です。若干の不安を胸に、ご挨拶に伺いました。そこで、餞別代わりにと、「天は人を憩まず」という言葉を頂きました。その現場で地獄を感じるときには、幾度となく、Sさんのこの言葉を思い返したものです。大きな心の支えになりました。

Sさんは旧満州の遼寧省の省都・瀋陽で生まれ、ある程度物心がつくまでそこで成長されたそうです。ある時、偶然、仕事のうえで瀋陽に行くことになりました。帰国後伺ったのですが、自分の生まれ育った家が残っていたということでした。小一時間、茫然と立ちつくしてしまったよ、と語っておられました。

私の思い込みかも知れませんが、Sさんが変わってきたのはその頃からです。現在では○○会というような老人の会合には一切顔を出されず、同窓の方々もほとんど消息を知らないような状態です。何回か賀状を出したのですが「宛て所に不在」ということで返ってきました。今はもう半分あきらめています。

この時季になると思い出されることです。



不思議の国から 投稿者:テバ 投稿日:2007/01/12(Fri) 00:06 No.803  
とある賀詞交換会場のレセプションの椅子に、このような「ものたち」が残されていました。ハットに始まりマフラーへ、そうしてインバネスに至るまでは許します。しかしながら「下駄」だけは解せません。足袋はだしで会場に乗り込んだのでしょうか。それじゃあ、まるで討ち入りですよね。

会場では必死に探したのですが、それらしき方はおられませんでした。銀河鉄道999の世界に迷い込んでいたのでしょうか。



ブッシュのベトナム戦争 投稿者:テバ 投稿日:2007/01/10(Wed) 19:26 No.802  
しばらく見に行かなかったので気付きませんでしたが、いつの間にか、米兵の死者だけで三千人の大台に乗っていました。CNN.comによれば、今月の9日までに米兵だけで3,013名が死亡しています。その他の国も併せると3,264名になります。9/11の犠牲者の確定値は知りませんが、遠からず抜き去ることでしょう。

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Modified by isso