「パイル」と言っただけでボルタパイルの意味になるそうです。パイルにはこの他、大金とか財産とか、ま、要するに貯め込んだもの的な意味もあるのですが、そんなものは関心もないし持ってもいないし・・・・。

え〜っ、兎も角も、ガルバーニがカエルの方にあると考えた電気を、ボルタは2種の金属間に起電力が生じるのだと正しく見抜き、これを発明しました。

1801年にはパリを訪れ、ナポレオンの前で自らの電池を使って講義をしました。「ガルバーニの流体」と呼んだようです。先輩をたてる立派な後輩です。最近は少なくなりました。

もう一つの重要なパイルは「シカゴパイル」です。1942年にシカゴ大学の片隅に建造された実験施設です。例の核分裂反応の持続性が確認されました。ここまでくれば広島・長崎までは一直線です。

パイルは人類の運命を大きく変えてきました。パイル・ドライバーで脳震盪を起こしていた方が幸せだったのかも。