ボルタ(Volta)はガルバーニの実験を繰り返した。研究の結果、彼は接触の理論を得た。この理論に従うと、二つの金属あるいは他の異なる物質を、単に接触させただけで、必ず、両物体の天然電気の分離が起こる。正極流体が一端に集まり、他端には負極流体が集まる。
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1800年に、ボルタは数多くの接触を積層した装置を発明した。これにより、さらに強力な効果が生まれる。この装置はボルタ電池と呼ばれる。