それにしても、ガルバーニの周辺には、なぜ、こんなに数多くの蛙の死骸がゴロゴロしていたのだろうか。

料理の材料か何かだったのだろうか。
  
ガルバーニは大変罪なことをやってしまいました。「静電気」の体系がやっと完成しかかった矢先に、「動物電気」を発見してしまったのです。これが未来の「動電気」につながるわけですが、しばしの間、科学界は、再び長考・混迷の時代に引き戻されたのです。

ボルタが登場して正しい軌道に乗せるのですが、静電気とはあくまでも別のものとして扱われます。動電気の体系構築までには、一汗も二汗も流すことになります。