適切に帯電せられているのであるなら、電気火花は人体からも引き出しうる。この目的のためには、図に示されるごとく、電気椅子が用いられる。この椅子は硝子の脚によりて絶縁されている。台の上に立ち、一次導体なる電極を保持せる者は、(摩擦)板が回転されるにおいて、正極に帯電する。第二の者は、今や、第一の者と握手をせんと試みるか、衝撃が経験され、火花が彼らの間に通ずるのである。