摩擦式起電器は、摩擦することによって、無制限の量の電気を発生する器具である。
この器具は、200年前に、エアーポンプの著名な発明家であるオットー・フォン・ゲーリケによって発明された。当初の器具は、木製の軸に硫黄の球を取り付けたという単純な形のものである。軸を回転させながら、球を押しつけることにより、大量の摩擦電気が発生する。さまざまな改良を経て、図のような形状になってきているが、これは現在ほとんどの物理学研究において採用されているものである。