えーっと、現代的に分類すると、これは「動産型カメラ」ですね。一つ前の図ものが「不動産型カメラ」であることは、言うまでもありません。現在では、我々が旅行などに持っていくあのカメラが、動産型・携帯タイプに分類されるわけです。

もっとも、camera obscuraそのものは、「暗い部屋」を意味するわけですから、元来、不動産的性格のものです。携帯できる暗い部屋、ということになると、話は少しややこしくなります。モンゴルのゲルみたいなものになっちゃいますか。