アイスランドスパーは、複屈折する物体の例である。割っていくと、その結晶は、図のような平行四辺形になる。粒子は、最短の対角線abに対して対称に配列されている。abを「軸」と呼ぶ。含まれているエーテルは、軸方向に最大の密度を持ち、軸に直角方向に最小である。この分解性の異方性により、伝搬される波は、異なる速度で進行する二つの部分に分割される。かくて、複屈折が起こる。