木から僧侶の姿を彫り出す。軸aの周りを回転する厚紙の頭巾がある。軸は、首のところを通り、図の左の断面ABのような仕掛けにつながっている。軸aは、ゼンマイで捻られた猫のヒゲに取り付けられている。空気が乾燥すると、猫のヒゲはきつく巻き上がり、僧侶は、図のように、頭巾をとる。天気がしめってくると、逆になり、頭巾を被る。
このような器具は、動作が大変不安定であり、好奇のために用いられ、科学的な価値はあまりない。