一定の径の毛管を用意する。一方の端には球が吹き出され、他の端には漏斗が作られる。最初に漏斗がほぼ満杯になるまで水銀を満たすが、空気の抵抗と管の細さのせいで、球の中には入っていかない。次に球を熱すると、空気は膨張し、一部は水銀を通して泡の形で逃げる。次いで、冷却をすると、外圧により水銀が球の中に入っていく。これを繰り返すことで、球全体と管の一部が水銀で満たされる。
次には、全体を、水銀が沸騰するまで熱する。このとき、漏斗の部分を溶かして除去し、管を密閉する。これを冷やすと、水銀は下がってきて、右の図のようになる。その上部には真空が残される。