「水準器」は、2点間の高さの差を決定するために用いられる器具である。それは2インチ半ないし3インチのブリキの管から成り、両端にはこれ直角に2つの硝子の管が差し込まれている。全体は、図に示すように、三本足の支持具の上に置かれているが、この支持具は「トライポッド(三脚)」と呼ばれている。カーマインなどの着色料で薄く着色された水が、ガラス管の一方から注入され、水平の管を流れて、もう一方のガラス管の同一の高さに達する。二つのガラス管の水面を連ねる視線は、水平な直線、すなわち、明らかに一定の高さの直線になる。器具の使い方は図を見れば明白である。